農業に希望を

都会暮らしの人には想像もできないでしょうけれども、地方の過疎化は痛ましく、希望を失った老人たちが、息をひそめて暮らしています。農業なんてやるだけ無駄だから。年寄りも、親も子も、農業に希望を見いだせないのです。子どもらはみな都会へ追いやってしまったという人も。残って欲しい気持ち、出ていけと追いやる気持ち、半々で。そうして希望を失ったままの老人だけが残りました。洟垂れの頃から見よう見真似で覚えた農業です。嫌いなわけないでしょう。朝も早よから起きだし田んぼや畑に向かいます。通いなれた砂利道を、てくてく歩いては途中でゴミ拾いをし、草取りをし、田んぼや畑のようすの見まわり。それから家に戻って、朝ご飯を食べます。田舎ほどテレビの音がうるさいのです。田畑に出ていない間はテレビが老人たちの娯楽なのでした。農業に希望を。みんな分かっていたけれど、どうやって希望を? 農業に希望があれば、子も孫も出稼ぎで家を空けることなく、ずっとここに居てくれたかもしれない。老人たちの脳裏に浮かぶのは、けっきょくそういうことの繰り返しで。だけど、どうやって? 考えは、まわれ右して終わりです。
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